2008年2月12日火曜日

足首

整体から見た、足首のくびれ?
足首を細くしたい女性が多いようです。


一体どうゆう理由かな?と考えたりします。


そんなこと考えるまでもない、と言われそうですが
職業柄か性格上か、考えてしまいます。



整体においても足首は細い方がよい、とされています。
足首がゆるんでいれば、内に締まる力が働きます。
締まる力があれば、ゆるんでおります。


逆に足首が硬直してくると、内に締まる力がなくなり、外に開いてきます。
外に開きっぱなしでは、足首の役目を果たせませんので、
何とか仕事をするために力が入ります。


こういう力は往々にして入りっぱなしで、抜くことが出来ません。
結果疲れやすくなるのです。


足首が外に開くというのは、ちょっと分かりにくいかもしれません。
疲れたからといって
「今日は大分足首が開いてるなあ」
と思う人は整体関係者くらいでしょう。


皆さんが体験することでは、靴擦れがあります。
いつも履いている靴なのに、何故かくるぶしが当たることがあります。


そういう時です。
足首が開くと、くるぶしが下がります。


他にも靴下に締め付けられる気がしたり、
ブーツがきつくなったり、いろいろあるかと思います。


一般的には足首の太さの原因は様々のようですが、
疲労素の問題があるということをご理解下さい。


当然、足首が細い人でも疲労が重なれば、一時的に太くなってきます。


太くなった時、疲労した時、ちょっと外から締めると楽になります。


手首でも同様ですが、
スポーツ選手などが手首足首にテーピングをするのは、
そんな体の要求も手伝っていると思われます。



整体操法(施術)でも、足首を締める方法は沢山ありますが、美容上の観点から用いるわけではありません。


その時の体の状態によって使うこともあれば、
使わないこともあります。


ただ熱望する人が時々おりますので、
そういう方には自分でやる方法をお教えしております。


尚、足首は男性も女性も締まっているほうがいいのは言うまでもありません。

2008年2月8日金曜日

体が重い… ~中心から外に力が逃げる~

「体が重い…」


そんな時
「大分食べたからなあ…」


そう思う人はあまりいないと思います。


「太ったかなあ…」
そう思う人はいるかもしれません。


しかしお伝えしたいのはそういう事ではありません。
体重が変わらないのに重く感じることがある、ということです。


なぜでしょうか?
「疲れたからだろう」


その通りです。
疲れると重く感じるのです。


整体では
「中心から外に力が逃げる」と表現します。


おそらくこの言い方は井本邦昭先生しかしていないと思われます。
大変、奥深い言い方です。


生きているものの大原則として、中心に力が集まっていることが大切です。
中心に力が集まっている時、体を軽く感じます。


体がゆるんでくると、自ずと中心に力が集まってきます。
力を入れることとは違います。


中心に力が集まっていると、全体としてまとまりのある印象になりますが、
中心から力が逃げていくと、だらしなくなってきます。
終電間際によく見受けられます。



不思議なことに中心から力が逃げてくると、持ってみても重く感じます。
他人の腕を持った時に
「重いなあ」
と感じたことはないでしょうか?


整体指導者は見た目で負担を感じ、触れてみて更に確かめます。


そういうと摩訶不思議なことと思われがちですが、
皆さんも他人の腕にそんな印象を持ったことはあると思います。


そんな腕を上手に持つと、ふと相手は呼吸が楽になります。
もちろん相手に受け入れる気がないと無理です。


整体操法の技術の一端と言えます。
そうやって相手に力添えしたものが、相手の力として固定されるように操法をしております。

2008年2月4日月曜日

肘と肺の関係

肘と肺は関係しています。


日常的によく見たり、経験することでは肘掛けが分かりやすいでしょうか。
疲れてくると肘掛けを使いますが、肺が疲れてくると掛けるようになります。


いや、体が疲れているんだろう。
という見方もありますが、的を絞っていけば肺の疲れとなります。


腰が疲れれば足組みをしたり、膝をがばっと開いたり、お尻をずるっとすべらせたりしますので、やはり疲れているところに応じた休息の姿勢があります。


肘を掛けたくなる方も左右で違います。右なら右、左なら左の肺が疲れていると観るべきです。
疲労が蓄積すると肘が黒ずんでくることもあります。


こうなると文字通り疲れが目に見えてきた、ということになります。


歩行時など、平常の動作でも
肺の状態を肘が物語ることがあります。


肘を外に張ったり、内に絞るような姿勢をとったり、いつも曲がっていたり、、、、、


いずれにしましても、その人の体の状態に応じて中心に力が集まる姿勢、
つまりはその人が力を発揮できる姿勢をとります。


その形に定型的なものを押し付けることは出来ません。
力を発揮できる姿勢は人によって少しずつ違うからです。


体の負担による違いもあれば、能力の方向の違いもあります。


もちろんよりニュートラルな緩んだ姿勢を取れることは理想ですが、
鋳型にはめるような考え方はよくありません。


形よりも、中心に力が集まる感覚が大切です。
それが充実感につながっていきます。

2008年1月29日火曜日

末端から中心を変える

整体の考え方のひとつに中心から末端を変える、というのがあります。


世間的に一番知られているのは、足裏マッサージや足湯です。
ちょっとやり方が違いますが、整体の中にも似たものがあります。
(詳しくはいずれの機会に譲ります)


末端の刺激が中心に伝わることで中心が変わる、というのは非常に面白い考え方だと思います。


通常、トレーニングと言われるものは、
腕を鍛えたら腕が変わる、
指を鍛えたら指が変わる、


そう考えます。
それでも足湯などが流行るわけですから、末端の刺激が中心を変える、と何となく受け入れているのだと思います。


それでは、末端に負担が掛かると中心に負担が掛かるでしょうか?
答えはイエスです。


指先の労働が思いのほか疲れるのはそのためです。
やはり体は全部繋がっているのです。


末端に出てきた症状は古い、というのがあります。
中心の負担が末端に及ぶまで時間が掛かる面があります。


指先の小さなシビレには歴史を感じます。
足の親指だけが冷える、ということもあります。


大きな症状に至らなければ、問題はない、というのもひとつの考えですし、
その通りのことは多いのですが、


整体指導者は小さな問題に、時に大きな問題を感じます。
誰もが体を強くしていくことを大切にしてほしいものです。

2008年1月16日水曜日

手のいった処

井本整体を学び始めて最初のほうで言われることに

「手の行ったところが答えです」


というのがあります。
やみくもに手を動かして手の行くところを探すわけではないのですが、
型を通してそうなるように勉強していきます。
技術的には無数の型があります。



井本先生はよく
「どうしてそこに手が行くのかな?
   と思って考えてみたら、こういう理由でした」とか

「考えてみましたけど、分かりませんでした」
「よく分からないけど効く」
というようなことを仰います。


理論的には整体独自の見方もあれば、
医学的な事実を整体的に捉えたものもあります。

非常に分析的で、理論的に相当な重層構造を感じるときもあれば、


「何か罪のようなものではないか?」
という観念的なことを仰ることもあります。


いずれにしましても
井本先生はいつも体が勝手に動くそうです。

わたくしは型を通して、そうなるように進むのみです。

2008年1月8日火曜日

風邪をひけ?熱をだせ?ガンにならないからだをつくる?

野口晴哉氏が「風邪の効用」を著してから数十年が経ちます。


帯評に山口昌男氏のコメントが載っておりました(山口氏の著書からの抜粋)。
確か新しい風邪の捉え方ウンヌンと書いてあった気がします。


山口昌男といえば文化人類学の権威です。

ここでも再三書いておりますが、病気というのは生物・医学的な現象かもしれませんが、病気観は文化と言えます。

今は医療人類学というのがジャンルとしては当てはまるようですので、こういう分野でも風邪について考察してほしいと思うのです。整体はその最前線ではないかと思います。

整体では風邪に対して治る・治す、という言葉はあまり使いません。かわりに“経過する”という言い方をしております。

言葉の使いようと言えばそれまでですが、病気観の転換がますます必要な世の中になってきたと思います。

井本先生が以前に「病気と上手に付き合って生きていく」
というフレーズに現代の病気観を感じられていました。

「最近はそういう言い方をするんだねえ」
と先生独特の響きのあと、何か考えられておりました。

その何か、は分かりませんが、井本邦昭先生の最初の本は


「風邪をひけ!熱をだせ!」です。
サブタイトルは~ガンにならないからだをつくる整体法~

もう12年も前のことです。
この本には井本先生の風邪に対する考えと整体法の基礎が書かれております。


風邪による体の調整作用を止めてしまうために、いずれは大きな破壊をしなければならなくなる。それがガンとなることが多くなってきた。


小さなツケを払わないでいると、ついに大きな負債を払う時が来る。
当時の世の中と絡めてそんなふうに書かれています。


この本は長い間絶版となっていたのですが、2年ほど前に三樹書房から復刊されましたので、興味のある方はご覧になってみてください。








2008年1月5日土曜日

アキレス腱と頭の緊張

アキレス腱は頭の急所になります。

と言うとちょっと訝しく思う人も多いかも知れません。


一番分かりやすい例として、緊張すると爪先立ちになってくるというのがあります。


椅子に座って一所懸命に人の話を聞こうとするあまり、爪先立ちになってしまった経験は誰でもあるかと思います。



こんなとき

椅子に座ってなくても、試験の前、上司の前、大切な人との待ち合わせ、


「今日は言わなきゃ」
「あれとこれを言おう」
「あれ?何だったっけ?」


いろいろと頭が忙しくなってくると爪先立ちになってきます。
駅のホームや待ち合わせポイントで、ぴょこぴょこと何度も何度も爪先立ちになってる人を見ると、頭の中を想像してしまいませんか?

子供の頭の緊張

子どもや幼子にも見られることがよくありますが、
大人同様に頭の緊張を疑います。


慢性的な強い症状の場合に、アキレス腱の一部を切断することもあります。
アキレス腱のストレッチで、ある程度の回復をみることもあるようです。

整体ではどうする?

整体体操にもこうしたところを伸ばす体操があります。
ポイントとして腰とつなげることがあげられます。腰とつなげて伸ばすことで、伸びた分の力が腰に帰っていきます。
形だけまねることは出来るのですが、ポイントを押さえる事は意外と難しいものです。専門家の直接指導が必要になってきます。

こんな時にも

この体操は他にも、妊娠中の逆子直し、梅雨時季に湿気にやられた時などにも有効です。




形はかんたん。でも決めるのは難しい。そんな体操です。

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