2013年4月19日金曜日

手を上げて寝る

夜中に目が覚めて
手を上げていることに気づく
シビレて手の感覚が無くなっていることもある


どうして手を上げて寝るのでしょうか。
整体的には、頭や呼吸器の疲労と関係するとみます。

試しに横になって手を上げてみて下さい。
頭がフと楽になったり、
呼吸がフと楽になります。

こうしたフと楽になる感覚がなければ、
そこに疲労はないと言えます。

上げ方を変えると楽にった、というのであれば、
その力の線が、その人の疲労と言えます。
個性と言い換えることもできます。
その人の運動の“クセ”ですね。


言うまでもなく、
寝相は無意識の“運動”です。
体を休める“運動”です。
ですから、そこに表れる運動は、
その人の疲労を表現していると言えるのです。


手を上げて寝る姿勢をもう少し具体的に見ます。

手を上げると胸郭が上がります。
すると呼吸に携わる筋肉の助けになります。

あるいは、上肢から首から頭につながる筋肉が緩みます。
すると頭が楽になります。

上げ方には少々違いがありまして、
呼吸器を助けるときには肘が曲がりますが、
頭を楽にする時は肘は伸びます。


呼吸器の硬直が過度になった場合、
うつ伏せ寝になることがあります。
胸郭を押さえることで、緊張を緩めるのです。

難問に頭を悩ませて、
眉間を押さえている人がおります。
寝ている時に、
手を重ねて甲の部分を眉間に当てている人がおります。
頭の負担にもいろいろな寝相があるのです。

もしも眠りが浅く感じるならば、
寝相を分析してみるといいですね。
寝る前に体操でそこを緩めてみて下さい。

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