2012年10月22日月曜日

だっことおんぶの知恵くらべ

「だっこ!」と甘える娘にも、
年を重ねるごとに知恵がついてきます。
今日はそんなお話。


2~3才
道を歩いていると、娘が立ちふさがり黙ってもろ手を上げる。
だっこしろ、の合図です、、、

そもそも抱きぐせを警戒しない私なので 
「だっこはしません」などという教育方針はありません。
しかしそれでも時々あえてやらないこともありました。

歩く体力がついてくるに従い、時にはギリギリまで追い込んでみます。
辛いところから力を発揮することを覚えて欲しいんですね。
限度を超えないようにするのが大事なところです。

いつも無条件にだっこなのに、、、
と娘も考えるのです。
「だっこ!」と言っても相手にしてもらえない。
それじゃあ、と娘は黙ってもろ手を上げるのでした。

私「ん?そうかそうか」
などと聞き入れたような、そうでもないような、なんとも分からない返事をしながらやり過ごす。
すると更に訴えるように手を上げて主張します。

私「何だぁあれは?」
などとあらぬ方へ注意をそらして、再びやり過ごす。

そんなことを繰り返しているうちに結構な距離を歩き、娘も他に気を取られることが出来たりして、しばし“だっこ”を忘れるのでした。

4才
だんだん誤魔化しが利かなくなってきました。
気をそらしても、しっかり思い出すのです。
そして娘も私をごまかそうとするのでした。

娘「なんにもしないからすわって!」
座ってみると娘が飛びついてきます。

わざと騙されてだっこやおんぶをされる、という予定調和なゲームですが、娘は毎回嬉々として繰り返すのでした。
おかげで疲れていても結構復活します。

しまいには朦朧としながら
「なんにもしないから、、、、」
と繰り返す娘の電池が徐々に切れていく様は面白くもあり、
全力を尽くす姿を大人に思い出させてくれるものでもあります。

マンネリになる頃、私もひと味加えました。
「父ちゃんはねえ、もう分かっちゃったんだよ。
ゆうこ(仮)の『なんにもしないから』は、何かするっていうことなんだよ」
少しゆっくりしゃべります。

娘はそのツッコミで更に燃え上がり、飽きることなく繰り返すのでした。
私もたまには騙されながら、ゲームを遊ぶのでした。

5才
相変わらず“なんにもしないから”がお気に入り。
私はもうひと味加えてみようと思いました。
「ゆうこ(仮)もそういう“知恵”を使うようになったんだねぇ」
やっぱりゆっくりしゃべります。

娘(知恵??)
なんだか分からないけど、いいことを言われたような気になった娘は
「ゆうこも“知恵”をつかうようになったんだよ」
と自画自賛モードに入ります。

6才
いつの間にか“知恵”の意味を理解し始めた娘は、嬉々として策を巡らすのでした。

娘「あれ?父ちゃん服にシワがついてるよ」
立ち止まって背中を見やすいようにと中腰になったところで、飛びつかれました。

(してやったり!)という娘と
(やられた!)という私、

道行く人はどう思うのか知りませんが、娘もずい分考えるようになったな、と親ばかにも思うのでした。

私の動線をなんとなく誘導して、娘がちょっと高いところに上がった時など即警戒です。
(飛びつこう!)という息づかいが聞こえるようです。
狩りの練習を始めたチーターの仔か!と心の中で長いツッコミを入れるのでした。


ちなみにこうやって優秀な子を育てよう、という話ではありませんのでご注意を。

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