2011年3月31日木曜日

リンパ体操

“リンパ体操”で検索して当サイトを訪問する方が増えています。


おそらく原発事故の影響だと思うのですが、自衛手段を探る方が増えているのはいいことだと思います。

私たちの体には免疫作用があり、解毒能力があるのです。整体体操などを実践して、出来るだけその能力を高めておくのは大切な事です。

来室される方には、リンパ体操等々出来るだけ教えております。

普段は整体体操だけでは受け付けていないのですが、当面の間、体操のみでも受け付けることにしました。

整体体操を実践してみたい方はどうぞご相談下さい。

2011年3月16日水曜日

災害、心、

 未曽有の震災が日本を襲った翌日3/12、ニューヨークの映画祭で山口彊氏の映画が上映されました。
(「二重被爆-語り部・山口彊の遺言」)

二重被爆という稀有な経験を通して尚、「生きること」という命の根源に徹した山口氏の姿勢に、再び啓発されます。

 
かたや戦災、この度は天災、そして皮肉にも原発事故という人災を呼びました。


ヒロシマで被爆した妻の母は生前、当時のことをほとんど語らず、緊急時の備えもなかったそうです。

ただ妻が思い返すには、
「今はいいかもしれないけれど、何かあった時に傷が治りにくいかもしれないから、しっかり食べておきなさい」
とよく言ってたようです。

妻が言うには
「どんな人が早く亡くなるか見ていたからでは」
「何かあった時は“身ひとつ”と思っていたのでは」ということです。


有史以来、空前の発展を遂げた現代社会、
しかし自然の脅威は未だ強大であることを思い知らされました。


山口氏は著書の中で語っています。
どういう悲惨な事件があろうとも、そこに生活があり、笑ったり、泣いたり、怒ったりといった躍動する情感のある限り、時代を象徴する事件がどんなに暗く重くとも、それに染めあげられてしまうことはない

被災地の方々を思えば言葉に詰まりますが、明日は我が身かもしれません。
誰もが今を生きているという現実の中で、「生きること」という平凡さを改めて心に留める次第です。



2011年3月4日金曜日

ちょうふく山の山んば

磯谷家、ある夜、午前三時


「ちょうふくやま!!」



私の眠りを破り捨てるかのような命令口調、

娘(4才)でした。



そういえば昨日の夕方、寝る前に「ちょうふく山の山んば」を読むという約束をしました。




しかし娘は風呂から上がったしばしの暇に眠ってしまったのでした。妻が耳かきをしたのです。耳かきをするとほぼ確実に寝ます。



「これ幸い」と私は自分の仕事に取り掛かったのでした。

しかしまさか、明け方に思い出すとは、、、

「きのう読むってやくそくしたでしょ!!」



高圧的な娘。約束を破ったわけではないけれど、そんなこと言っても始まりません。

素直に読むことにしました。



「むかし、あるところにちょうふく山という山があってな・・・」



妻はたぬき寝入り、ほおがわずかにニヤついています。



読み終わると娘は満足気。



娘「山んばはけっこうやさしいね」

私「そうだね」

娘「ママとねんねするぅ」



娘は妻の布団にもぐり込んでしまいました。私は用済みのようです。



翌日、娘に夕べのことを聞いてみました。

「ママのところにいったのは覚えてるけど、その前は知らない」



ガッカリです。妻は喜んでましたけど、、、



YouTube - まんが日本昔ばなし 「ちょうふく山の山んば」

懐かしいですね。



後日、夕方、、、

娘は幼稚園から帰るなりだるそう、風邪です。

そしてそのまま寝てしまいました。



しばらくして

「耳がいたい~!」

と泣き叫び、起きてきました。



抱いてみるとすごい熱、39度近い感じです。

耳に蒸しタオルをしてあげようとすると、

「ママがいい」



私は却下です。

妻が二度ほど蒸しタオルをして、そのまま寝に入りました。



そ・し・て

午前四時、、、



「ちょうふくやま~~!!」



恐れていたことが、、、

素直に読みました。ええ私が、、、



娘「これは“だぶころ”だね」

らんぼう者の“かも安”、“だぶころ”と呼ばれてました。



機嫌のよい時、娘は声を出して本を読みます、字が読めないのに、、、

だから作った話と意味不明の言葉の連続です。



つまり機嫌がいいのです。

大分楽になったようで、熱もおおむね下がってました。

ヨカッタヨカッタ。



そして読み終わったあとは、お決まりのように妻の布団にもぐり込んでいきました。



おしまい







※参考までにこの日の体温変化



04:00 おそらく37度くらい(測ってない)

08:30 37度

00:00 35.7度

04:00 36.2度

このあとにもう少し体温が上がっていきますが、測ってません。



幼児の場合、4~6時間程度の周期があります。

一気に上がった熱が就寝中に下降し、低体温期が短いことがうかがえます。

このように変化の早い風邪もあります。



お子さんが風邪を引いた時は、こうしたことを踏まえて見守ると、少しずつ風邪の経過に予測がたつようになってきます。

あとは本人の体力を推し量り、適切な対処をしましょう。





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