2009年3月13日金曜日

花粉症

花粉症の季節になりました。
街中でマスクをした人をよく見かけます。

親子連れがそろってマスクをしていることもあります。
思わず整体体操を教えてみたくなったりします。

もちろんつかまえて教えることはありませんが、

体操したらどうかな?
とか
この人の体型だと、すぐには変わらないだろうな?

とか
この人は本当に花粉症なのかな?
ちょっとくしゃみが出たから、花粉症と思い込んでるのかな?

などと思いをめぐらせます。

めんえきしっかん


一般的に花粉症は免疫系統の過剰反応とか、過敏反応とされます。
自己免疫疾患というものものしい疾患名と合わせて語られることも多く、年を追うごとに病気扱いされるようになってきた気がするのは私だけでしょうか?

研究もすすみ、治療法も今では沢山あるようです。

天気予報では花粉情報が伝えられ、花粉はずい分悪者になりました。
過去の植林事業の反省まで聞かれると、「大問題だな」
などと思えてきます。

本当に花粉が原因なのでしょうか?
花粉がそんなに悪者ならば、都市部よりも田舎のほうが被害は重大です。
農家はやっていけなくなってしまいます。

花粉が飛んでいても平気な人もいるわけですから、
いま一度、自分の体に向き合って花粉症が出る体を考えてみてはどうでしょうか?

春の体


整体における花粉症の捉え方はちょっと変わっています。

春という新しい季節への適応です。

変化への適応は生きている証であり、若さともいえます。

体の自然な反応と思えば、打ち消しに躍起になることもなくなってきます。

新しい季節を迎えるには、新しい体が必要なのです。


春を迎えるために緩み始めた体は、硬直したところを緩めるための反応を起こします。硬直した肋骨を緩めるためにくしゃみを出すのです。

固まった塩のビンを叩くイメージはどうでしょうか?

くしゃみをした後のちょっと爽快な感じは誰もが知っていることだと思います。

花粉症にもならない

「花粉症にもならない」

そんな言い方をすることもあります。
体の硬直が進み、反応を起こすこともなくなってくると季節の変化にもついて行かなくなります。

年をとると季節の変化になかなかついて行かなくなるため、花粉症もなくなってきます。それはそれで正常ですが、若い人がそれでは問題です。

花粉症が始まったら、
「お!働いてるな、体!
くらいの余裕をもたれてみてはどうでしょうか?

「いや、もう少し何とかしたい」
そんな人は操法や体操を活用されてみて下さい。

完全な治療法とは言いません。
止めることよりも出し切るほうが大切と思っております。

ですから誰にでもおすすめするわけではありません。

しかし中には一度体操をしただけで治まった人もおりましたので、体の硬直、つかえた所というのは面白いものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

お問い合わせ

名前

メール *

メッセージ *

最新の投稿

 『大衆運動』エリック・ホッファー 『一揆論』松永伍一

 『大衆運動』エリック・ホッファー 新訳が出るとのこと。読みたいですね。この時代に新訳が出るのは意義深いと思います。 ホッファーはなぜ人々が集まって社会運動をするのか? という単純な疑問から人間の性質や来し方行く末を思索する。 一つ一つの論考が短めに完結していて、含蓄満載なので読...

人気のある投稿