「集中と分散が…」
なんて言うとかえって分かりずらい時もありますが、
整体の基本です。
熟語は堅苦しくも重みを感じます。
「陰と陽が…」
とやるとさらに重く感じます。
前置きが長くなりました。
集中と分散についてちょっとライトなところで考えてみます。
ぃたぃのぃたいのぉおおおおお
「痛いの痛いの飛んでけー」
という誰もが経験する(だろう?)このせりふ
痛いところに気持ちを集中させるいい方法です。
「いたいのいたいのぉお」
とやると思わず、そこに集中します。
次の瞬間
「とんでけーーー」
とされると
ふと、飛んでった気になります。
「とんでけーー」
で緊張がゆるむんですね。
打ったところは緊張があります。
瞬間の防御などによる緊張が残っています。
それを
「いたいのいたいの
とんでけーー」
で緩めるのですから、それなりの間合いや度合い、言葉の抑揚が求められます。
「イタイノイタイノトンデケ」なんて
棒読みされたら、何のことか分かりません。
体が反応出来ないのです。
相手の呼吸に合う速度や強弱という感覚的なものが大切になるのです。
これも整体の技術に通じるものだと思います。
打撲についてはもう少し細かく言うと、
その響いたところの方が重要なのですが、
その話はいずれの機会に譲ります。
いま少し
似たような例を考えてみます。
歩いてる時、転んだ時、膝やすねをぶつけて思わずそこを握り締めたことはないでしょうか?
中には叩く人もいます。
本来ぶつけて痛い所ですから、強く刺激をする方が痛いのでは?
と思えますが、大抵の場合強く刺激をします。
本人がやる分には度合いが分かりますから有効になるのです。
これも緊張に更なる緊張を加えることで、余分な緊張を緩めようとする体の自然な働きなのだと思います。
以上
「集中と分散」
ということを考えてみました。
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