2009年4月21日火曜日

前口動物と後口動物3

【口が二つ?】
続きです。

後口動物は口を二つ作ったという見方もあると思います。
たしかに後口成立時、分担は曖昧だったかもしれません。

しかし二つを同時に開口させることはなかった気がします。

  • 二つ開口すると吸入速度を上げにくい。
  • 二つの開口部にバランスよく陰圧を発生させる必要がある。すると形の形成が複雑になる。

そんな理由です。

もろもろの問題を解決した生物が、ちょっと思いつきません。

二つの口を同時に使う生物、ご存知の方おりましたらコメント下さい。

  • 敢えて想像
洗濯機のように取り込んだ海水を回転させれば、二つの開口もある程度成立すると思います。実際、人の中にはある程度こういう仕組みがあると思っています。


虫の味覚は?

とのコメント(前々回)ですが、あります。

面白いのは足で感じることが出来るようです。蜂の蜜探しや蝶が卵を産む葉をさがす時につかうそうです。

ただ人間の味覚と同列に考えるとどうかな?と思います。
発生機序が違うんじゃないかな?という勝手な感覚があります。

また人間、特に文明化が進んでる場合、味覚に対する感受性が一筋縄ではいきません。
原始的な感覚が私には想像つかないのです。

こんな感じかな?
というのが思いついたら書いてみます。


極性

その後の進化として、前後という極性を持ち始めたのは注目に値します。
体の構造が複雑になる大きな要因となったようです。

平たく言えば大掛かりな役割分担が始まったわけです。

ちなみに後口動物の口は、最前方に配置されることが多い気がします。取り込みを加速し、飢えた姿に見えてなりません。

前口動物の口は私には下向きに見えます。昆虫のほとんどはそう見えます。タコやイカはまともに下です。

消化器官の拡大分化

さて積極的に中へ貯留し続けた後口動物は、その証なのか消化器官を拡大分化し続けます。

消化管だけでも人では食道、胃、十二指腸、小腸、大腸。大雑把にこれだけあります。前口動物にもそれなりの区分けはあるのですが、後口動物ほどの複雑さはありません。

その理由として前口動物の消化管には閉鎖能力・閉鎖指向が薄いことがあげられます。
(これは私の見解です。人に言うと恥をかきます)

摂取物を段階的に消化するには、各所で停留させなければなりません。境界域に一定の閉鎖能力が求められるのです。

後口動物は口を増設した時にこういった方向性・能力を得たのでは?と思っています。


比較して前口動物は排泄・排出に特徴を感じます。

・イカやタコのスミ吐き、
 海水を勢いよく噴出して推進する泳法。

・貝の移動も噴出を多少利用します。
 貝殻を勢いよく閉じる移動もあります。

・蜂の毒

・蜂の蜜採取と排出

・糸を吐くのも多いです。

・バッタのげぼ(あれは何ですか?)

うーん排出が特徴的ですねぇ

え?例が少ない?
ま、かなり印象論ですね。

名称の面白さ

「前口・後口動物」として取り上げましたが、他の名称として

前口動物 ⇒ 旧口動物、先口動物
(こっちが昆虫とかのグループ)

後口動物 ⇒ 新口動物
(こっちが人間とかのグループ)

といろいろあります。
何だか鶏口牛後の故事を思い出します。

それでも人間を基準に名付けられてる方が分かりやすいですね。


私の所感は基本的に人間への理解を深めたいためです。理系科学的には異論があると思いますが、面白いと思われたらお付き合い下さい。文系発想でも科学って面白いものです。

明らかな間違いは、ご指摘いただけるとありがたいです。どうぞコメント欄をご利用ください(メールは迷惑メールとして弾かれることがありますのでご注意)。

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