2007年11月20日火曜日

肩こりと食欲

肩こりと食欲が関係していると言われたら驚かれるでしょうか?



整体では僧帽筋と胃袋は関係していると考えます。

(僧帽筋は肩から首にかけて三角形になっている大きな筋肉)

胃袋の負担が増してくると、肩が張ってくるというわけです。





今回は見方をちょっと変えまして、医学的な推測をしてみます。





通常、筋肉は脊髄神経の支配ですが、

僧帽筋は脳神経のひとつである副神経によって支配されております。



その副神経は迷走神経と一部走行をともにしております。

何しろ、迷走神経の一部と思われていたほどです。



迷走神経は自律神経のひとつ副交感神経の大部分を占めます。

そして副交感神経は内臓に分布し、機能の亢進をしております。



どうでしょうか?僧帽筋が何だか胃袋の親戚のように思えてきませんか?



神経走行が途中で一緒だからと言って、働きまで協調してしまう分けではありません。

しかし生物として考えた時、伴に歩む理由があるはずです。



整体において、胃袋と僧帽筋の関係を見るのは、主に結果からのフィードバックであるのですが、ここに整体の深い智慧を感ぜずにはいられません。



私の推測は半ば強引なものですが、整体の智慧からすると、今後明らかになっていくように感じております。







付け加えますと、肩こりを全て胃袋の関係と読むわけでありません。

その人その人の特徴の中で判断していきます。



一番怖いのは、肩だけをもみほぐしてしまうことです。

何かの理由があって緊張しているところを、むやみに緩ませてしまうと、次は更に緊張してきます。



更に継続して首に緊張が及んでくると、脳の問題に至ることがあります。

首に至る前に、大元を解決することが大切なこととなります。

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