「膝はいじってはいけないところ」
井本先生に、そう教わりました。
(いじる、というのは施術する、という意味です)
「膝をいじると、あとで痛くなる」
えー!
初めてきいた時にそう思ったのを良く覚えております。
井本先生も昔は膝をやっていたそうですが、必ず一日2回、朝晩を1週間続けていたそうです。
そのくらい続けると、痛みも起こらなくなるようです。
しかし、段々忙しくてそれも難しくなったようです。
元々、膝の痛みは腰が硬直してくるのが原因と、整体では考えます。
腰の回転が利かなくなって、代わりに膝で捻るようになると痛みが起こってきます。
体重を支えて回転するように出来ていない膝は、すぐにオーバーワークになるわけです。
膝を変えることよりも、腰を変えることの方が重要になります。
ですので、私も操法においては、膝に触れることはほとんどありません。
それでも、腰が変わってくるまで待てない。
膝が痛いと生活に支障がある。
ということもありますので、一人で出来る整体体操を指導しております。
この体操は、椅子でも床でも座れるところがあれば出来る体操なので、非常に好評です。
痛くなったらやる、という体操なので、気持ちの面でも安心があるようです。
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