2014年7月25日金曜日

熱中症の対処法

「熱中症の時は、冷えた空気を吸うのがいい」
これは井本邦昭先生がおっしゃっていたことですが、私も一番効率が良い方法だと思っています。
 

昨年も書きましたが、肺の表面積はテニスコート一面分とも言われ、その容積に比して広大な表面積を誇ります。

生理学上は、この表面積の大きさはガス交換の効率向上のためとされています。
肺表面には膨大な毛細血管が集まり、僅かな壁を酸素と二酸化炭素が往来しているからです。

熱交換についてはほとんど語られることはないようですが、考える必要があると思っています。
なぜなら表面積の大きさは、そのまま熱の拡散能力につながるからです。

車のラジエーターが表面積を増やして熱を捨てるように、
冷却水がエンジンの各部から熱を運んでくるように、
肺と血液は熱を捨てるために働くことも出来るのです。

ほとんどの方は、血液は熱を配るものだと思っているようですが、捨てることもあるのです。
どうもそのあたりにみなさん違和感を覚えるようですが、捨てることも出来ないと生命活動はままならないのです。
とくに夏は如何に捨てるかにかかっております。


暑い時に体が赤くなります。
ふだんは深部を流れる暖かい動脈血が、熱を捨てるために体表を流れるからです。


顔も赤くなってきます。
体の中で最も熱を嫌うのは脳ですから、顔が赤くなる頃には大分熱の排泄が手詰まりになっていると分かります。


もしも人間に血液がなかったら、深部で作られた熱を表層まで逃すにはそれなりの時間がかかるでしょう。
しかし血液があるお陰で、深部の熱を速やかに表層へ送ることが出来るのです。


肺に熱い血液が循環する時、その肺が熱い空気で満たされていたらどうでしょう?
熱は放たれること無く、体内に戻るしかありません。


冷えた空気で満たされていたならどうでしょう?
血液を冷却することが出来ます。
しかし血液が冷えすぎても、心臓に負担となりますので、ほどをわきまえる必要はあります。
 

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