パカラン、パカラン
ポックリ、ポックリ
馬の足音です。
20代の頃、バイクが好きでずい分乗っていました。
毎日乗らないと気がすまない時期もありました。
メンテナンスは出来ません。
乗るの専門です。
乗ってるだけで楽しかったです。
今でも乗りたいですが、さすがに手を傷めたら…と思うと怖くなります。
ちょっと手のひらに傷がついただけで不都合ですから、なかなか不便と言えば不便です。
鉄馬
いわゆる業界用語となるのでしょうか。バイクを「鉄馬」と表現することがあります。
狭くハーレーに限定されることもあります。
おそらく英語でアイアンホースという俗称からきているのだと思います。
今思うと、言い得て妙だな、と思います。
ここでちょっとエンジンの説明になります。
ざっくり解説ですが、詳しい人や興味のない方は読み飛ばしてください。
一般にエンジンは2気筒とか4気筒とか言いまして、シリンダーが何本あるかでエンジン特性が変わってきます。
1人漕ぎ自転車と2人漕ぎ自転車みたいなものです。
次にそのシリンダーが、それぞれどのタイミングで爆発するかで特性が変わります。
自転車に例えれば、誰がどのタイミングで蹴るかということになります。
同時に2人が蹴りだせば、大きな力となりますが、次に蹴るまでに間が空きます。
均等にローテーションすれば間が縮まりますが、力が平均化され変動の波が薄くなります。
抑揚の波が薄れ、味わいに欠けてくる訳です。
次にそのシリンダーが、どっちを向いてるかでまた特性が変わってきます。
自転車のペダルは通常180度正反対に配置されていますが、シリンダーは90度に配置されることがあります。
ハーレーの場合これが非常に独特で、45度という中途半端な角度に配置されております。
ちょっと想像がついてきたでしょうか?
不等間隔の鼓動があるのです。
そういうことです
冒頭の「パカラン、パカラン」「ポックリ、ポックリ」
なぞなぞのように書いてしまいましたが、そういうことです。
馬の走法・歩法には不等間隔特有の響きがあるのです。
平等や平均は落ち着くにはいいのですが、刺激に足りない面があります。
時に裏切りの響きがあることで、心に抑揚が生まれ、体にはずみがつくことがあります。
整体操法にはそんな技術が詰まっていると思うのです。
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