「どんな枕がいいんでしょうか?」
「先日、オーダーメイドの枕を購入しまして、、、」
特におすすめする枕もないので、そのまま少し話を聞いたりします。
・よく眠れてない気がする
・寝入るまで時間がかかる
・昼間眠くなる
・朝、起きられない
などなど、真意は
「眠りが上手くいってない」
「もっとぐっすり眠りたい」
そういうことなのでしょう。
何か道具を揃えればもっとぐっすり眠れるのでは?
そういう期待をいだくようです。
整体の立場としては、自分の体を変えていくことを優先して考えています。
具体的には、
・体が緩みにくくなっている
・頭の緊張が抜けない
・肺に負担がかかっている
といった原因を考えます。
そして体を観て操法し、相応の体操などを教えています。
”良い枕”については、追い求めればキリがありません。
寝心地の良い枕もありますが、人にもよりますし、体調にもよるからです。
頭が疲れてくれば高い枕が心地よく、呼吸器が疲れればうつ伏せ寝に安心し、御行儀よくと思い仰向けに寝ようにも、食べ過ぎれば仰向けに寝るなんて苦しくて出来ません。
すべての状況に合わすには、枕元に枕をたくさん用意しなくてはなりません。
例え疲労していても
元気な時は寝ながらゴロゴロ動きまわり、体の硬直を解決させてます。
寝ながら体操なり、ストレッチをしているようなものです。
そういう体に変わるほうが理想です。
例えば高い枕が心地よい時でも、
寝ているうちに頭の疲労が解決すれば、
高い枕は無用の長物となり、
跳ね飛ばすなり自分がどくなりしてしまいます。
よく眠れる寝具は有用であっても、万能ではありません。
ほどほどで良いのではないでしょうか?
2011年10月28日金曜日
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