体を鍛える
というのは分かりやすいのですが、
動きを鍛える
というのは分かりにくいです。
大人になると、そういう視点が薄れていくようです。
赤子が立ち上がるとき、
歩き出すとき、
筋トレをして備えているわけではありません。
最低限の筋力しか持たない中、動き始めるのです。
腰の力を上手に足につなげ、
足から伝わる力を、上手に腰にまとめ、
ゆっくりゆっくり身につけるのです。
整体で大人の体を診るとき、
動きの悪い椎骨に注目します。
その骨を押さえることもあれば、よそから力を運ぶこともあります。
整体体操では、四肢を使いながらそこに力を運び、動きをつけていきます。
だからつなげ方が分かれば一人で出来るのです。
そんな姿が私には動きを鍛えているように見えます。
自分の体を理解する上でも、面白い体操なのです。
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