「むしさんなんて言ってる!?」
娘が聞きます。。。。。
事の始まりは私。
遊んでばかりいて食べようとしない娘に
「お腹の虫さんが泣いてるぞぉ、、、」
とやったのです。
以来、モリモリ食べても、ノロノロ食べても、
娘は”おなかのむし”の動向が気になるようになったのです。
理屈で言い訳しますと、
消化器というのは感情と密接に関わっておりまして、
楽しい食事をすれば、よく消化吸収し、
気まずい食事をすれば、なにやら胃袋も働かないものです。
なのでモリモリ食べると
「むしさんがよろこんでる」
と空想させたわけです。
始めの頃は”おなかのむし”が喜ぶのが嬉しくて、
一生懸命食べていました。
「こんなに食べたらむしさんなんて言う!?」
「『わっはっは、わっはっは』言ってるよお!」
そんな会話も再々繰り返されると、徐々にエスカレートします。
私は身振り手振りを交えながら、いろいろ返しました。
ついにネタがつきまして、返答に困っていると
娘がお腹をポンポンと叩きます。
『おなかにさわって聞いてみて』
という合図です。
さあ困りました。苦肉の策です。
「お友達呼んじゃってるよお!!!
虫さん一人じゃ食べきれないんだねえ」
娘も大喜びです。
さてその後、やはりエスカレートしました。
「むしさんのお友だちはいつもはどこにいるの?」
こっちが聞きたいくらいです。
「お友だち、でてこない時はなにを食べてるの?」
うーん、かなり痛いところを突いてきます。
何にも食べてないなんて言ったら、どんだけ聞き返されるか分かりません。
こんな時は力技です。
「何だろうねぇ?」
娘と疑問を共有することに成功しました。
しかし失敗するほうが多いです。。。
書道家の武田双雲さんは子供の歯みがきの時、歯みがきマンになって歯みがきを楽しいことに変えるそうです。
ちょっと親近感が湧きました。
もちろん、どこの家庭でもいろいろな作戦をたてるのだと思います。
そして時に、
子供の切り返しに知恵を出し尽くしてしまうのは、
私だけじゃないと思うのですが、いかがでしょうか。
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